超エリートが集まるはずのそこは超オタクの集まりだった、、。

 知る人ぞ知る、ノーベル賞受賞者も輩出されるような研究所に秘書として採用された時、私はもちろん、親も大喜び、その時は独身でしたので何とか誰かつかまえてこいという気持ちもあったのかも(笑)。そこは、日本で一番頭の良い大学出身や国立大学医学部を出た研究者、そして海外の名だたる大学からの研究者もたくさん勤めていて、日本だけではなく世界中の超エリートが集まっていて勤め始めたころの私は毎日胸躍るようでした。

 

 ただ、仕事を始めてから何かがおかしい。前に勤めていたのはごく一般の会社でしたがその時には感じなかったこの違和感。なんというか、うまくコミュニケーションが取れないんです。あまり顔を見てお話してくれない方も多いし、簡単な書類一つでもこの仕事をする必要性を説明してくれとかと言われたり、時々雑談しても私にはわからないちんぷんかんぷんな事だったり、逆に最近見た映画やドラマの事でおしゃべりしようとしても彼らにはまったく分からなくて、、。好きなアニメとかの話を振るとものすごく饒舌なのですが普段の当り障りもない会話はできず、ちょっと孤独を感じた私は結局1年ほどしてまた普通の会社に転職したのでした。